側弯症装具をいただきました。

側弯装具1

側弯症の患者様から側弯症の装具を譲っていただきました。
側弯症の娘さんが使っていたものですが、
使わなくなったということで研究用に譲っていただくことができました。

この装具は一見すると一般的な側弯症装具と変わらないようですが、
実はちょっと訳ありの装具で「側弯症は治る!」と謳っている整体院と提携している整形外科が作成したもので、

以前から実物がみたいと思っていましたがなかなか機会がなく、
今回幸運にも実物が見られることができました。

入手までの経過を簡単に説明すると

この装具の使用者は中学生の女の子で小学生の時に側弯症の診断をうけました。
発見されたときにはかなりの進行があり、しかも角度進行の可能性もかなりあり、
医師からは「早目に手術したほうがよい」と進言をうけましたが、

本人、親御さんはできれば手術は避けたいとのことで
当院に相談されました。

現在の側弯角度を維持することならばなんとかやりましょうということで、
その子ために運動プログラムを組み、姿勢のチェックを細かくしながら運動療法をすすめました。

運動療法を進めている間は側弯の進行はありませんでしたが、
医師はやはり手術をすすめていました。

側弯の進行が止まっていることで手術を避けようと医師を説得しましたが、
進行が止まっているのは一時的なものですと言われあくまで手術の方針を転換はなされませんでした。

悩んだ親御さんは一縷の望をかけ東京にある「側弯症は治る!」と謳っている整体院にいくことにしました。

その整体院ではやはり運動療法とともに特製の装具をつけることになり
その装具が写真の物です。
私も以前から一般的な医療用の装具を何が違うのか興味がありましたが
その違いは実物をみてなるほどと思いました、何が違うのかは機会を改めて書くことにします。

その子は装具をつけて頑張りましたが、結果は再び側弯が角度進行をはじめてしまい。
セカンドオピニオン的に何人もの医師に問い合わせましたが、
進行が進んでいること、現状の角度と側弯のしている場所など総合的に判断して、
結果「脊柱矯正手術」を受けるということになりました。

当院に来ている側弯症の方の中にも進行防止だけではあきたらず、
「側弯症は治る!」と謳っている整体院に変わられる方も多くいます。

私はそういう人を無理に引き留めるようなことはしません、
患者さんの気持ちを察してあげれば、できれば治って側弯の事は忘れてしましたいと思っているのは間違いない。
当院よりもっといい方法があればそれを選択すべきだと思っております。
私自身もできれば治してあげたいと思っていますが、現状でかなり難しいことであるのは間違いないので、
現に多くの方が期待した効果が得られず、出戻ってくるのが現状なのです。

当院からよそに行かれる方には良い結果が出た時はもちろんの事、期待した効果が得られない時でも連絡をしてください。
とお願いしています。

良い結果が出たならばそのことは患者さんに教えてあげれるし、良い結果が出なくでも一つの参考事例なります。
それを参考に当院が進めている側弯症の運動プログラムをさらに良いものにできると考えてます。


今回の親御さんはわざわざ来院していただき、よそに移られてからの経緯を詳しく話してくれました。
大いに参考になるお話も聞けましたし、特殊な装具はもう使うことがないからと譲ってくれることになったのです。

このような一人一人の患者さんの経験を聞くことが当院の側弯症の運動プログラムの構築の大きな糧となっているのです。





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側弯症の治療-保存と放置

側弯症治療の問題点の一番に早期発見してもやることがない。

側弯治療には「経過観察」「装具療法」「脊柱矯正手術」があるが、
ある程度角度が進行しないと「装具療法」も有効ではない。

側弯とピラティス

写真の患者さんは運良く側弯症の早期発見ができた方。
診断時にはコブ角15度以下で軽症の部類に入る。

この角度のまま成長期を終えればおそらく側弯症が進行するリスクはほとんどなくなる。
生涯において日常生活においても何の制限もなく過ごせる。

ただ治療の現場では軽症の時に早期発見ができたとしても、
この状態を保存する有効な手段はない。

軽症の時に病院へ行っても経過観察を指示されるのみで、
角度が進行したら装具を作りましょう、手術を検討しましょうということになる。

側弯症が病気だとするならば軽症の時に何ならかの処置、
少なくとも現状を保存するために何らかの努力をすべなのだが、
ある程度角度が進行するまでは「経過観察」のみおこなわれる。

「経過観察」自体は側弯症の治療の中で重要なことには違いないのだが、
いかに現状を保存して行くかのアドバイスがなければ、
それは「放置」に等しい。

その解決策は「運動療法」にあると思うのだが、
日本での側弯治療の中にはあまり取り入れられてないのが現状。

さらに装具療法の有効な成長期が終わった患者さんには
経過観察た゛けが行われていく、これもある意味では放置されているようなもの。
そのような患者さんの不満や不安にたいするケアができていないからこそ、
側弯症の患者さんたちは民間療法に救いを求めてしまう結果になる。




テーマ : 健康生活:病気・治療法
ジャンル : ヘルス・ダイエット

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大曽根太田整体院

Author:大曽根太田整体院
頭痛、肩こり、側湾症でお悩みの方へ。
名古屋市北区大曽根の太田整体院へお越し下さい。
腰の痛み、膝の痛みでお悩みの方もご相談下さい。
http://ota-seitai.com/

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